物語を書く Step4 どうやって書き出すか
こんにちは、つなぶちです。
Step3まで読んで、実際に書き出そうとした人もいると思いますが、僕が学校で教えているのは「もうこの段階であまりいろいろ考えずに書きだしてごらん」ということです。
確かに書き出しはとても大切ですが、まだストーリーが完全に見えてない段階で「いい書き出し」ばかりおいかけても仕方ないと思います。もちろん「いい書き出し」ができる人は、そこから始めて下さい。もし浮かばなくても、まずは書き出してみて下さい。
実際に書いていくと、次第に書き出しの場所を変えたくなったりするものです。さらに、書きあげるためのステップは自分で決めるべきものでしょう。書きながら話しが見えてくると言う人もいれば、緻密に準備して全体を俯瞰してから書くと言う人もいます。まずはどちらでもかまわないと思います。とにかく自分のアイデアを文字にしていくことが大切です。
映画スターウォーズは、みなさんご存じの通りエピソード4から始まりました。きっとエピソード1から制作が始まったら、まだ誰かよくわからない人(将来ダースベイダーになるアナキン・スカイウォーカー)の成長物語で、あまり面白いとは思えなかったでしょう。すぐに多くの人を魅了できたエピソード4から始めることで大成功しました。ルーカスが実際に物語をどうやって作ったのかは知りませんが、全体の流れを作った上でスターウォーズの書き出しをエピソード4にしたのでしょう。かつてエピソード4はエピソード4とは呼ばれていませんでした。エピソード1が作られることが決まって公にもエピソード4と呼ばれるようになりました。つまり以前はエピソード1〜3まではバックストーリーでしかなかったのです。
物語を作るためには、その物語の背景も作らなければなりません。実際に書き表す物語と、背景になる部分がどのような配分になるかを決めていくことが実際に書くことと結びつきます。それを体系的に表現できる人はすべてを作って書いていけばいいでしょう。しかし、かつての日本の作家は背景になる部分は曖昧にさせたまま書き進めていった人が多かったようです。どちらの書き方がいいかは、自分がどちらに向いているかで決まるのでしょう。
もしあなたが、背景を自分の無意識に任せる人なら、もうあまり考えずに書き始めといいでしょう。それでも作品は書けます。そうやって書いて、うまくいけばそのまま書けばいいし、どこかうまくいかないところがあったら、Step5以降のやり方を試してみるといいでしょう。
Step5以下ではこんな話しをしていくつもりです。
Step5 映画は最初の30分でどのような物語かがわかる
Step6 複雑な物語はカードを使う
Step7 物語の骨格を考える
Step8 この物語は誰の視点?
Step9 何がきっかけで話しが展開するの?
では、また。

[...] 「物語を書く Step4 どうやって書き出すか」はこちら。 [...]